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大好きな嵐の腐妄想を綴ります。翔ニノ、雅潤メインの偏った日々の妄想。腐を知らない方、苦手な方はすみません、スルーしてください。
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はっぴばーすでー雅紀〜vの妄想駄文ロングポエム(ぷ)が
一応上がりました。



1224am.jpg


年の瀬も押し迫ってまいりました。
というかあと一日ですね。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

なーんて、ここは誰も見られてないこっそり
萌え吐き出しブログとして始めたものなんです。

だから誰にも見られてなくて当たり前だったのですが
最近、拍手やコメントとか見ていただいてる方がいらっしゃって
正直びっくりです。いやすみません、ありがたいです。


というわけで、今年もお世話になりました。
来年も続けてしまうと思われますので、
またどうぞ思い出したころ、かる〜く来てやってくれると嬉しいです。

来年も私の100%妄想劇場ブログです ^^:



ところで、雅紀さんと潤くんのカップリング表記って
どうしたらいいんでしょうね。
世間的には相松とかかな?

まーだ決めかねている私(笑)

の、

まだできてるかできてないか中途半端な2人の妄想駄文です。


翔さんニノちゃんは全く出てきません。

それでもいいよ、と仰る方はつづきを読むからどうぞ☆
(携帯の方は・・どう表示されるのかな;;わからなくてすみません)





------Merry go round and round ------


1224am2.jpg

2人の笑顔が大好きv




merry-goround.jpg

酔っ払いが上がってこない。

雅紀は小さくため息をつくと、エントランスに降りるための
エレベーターのボタンを押した。


パスワードも知っている、それどころか合鍵さえ持っているのだ。
それなのに潤は上がって来ようとはしない。
まるで来客よろしくチャイムを鳴らしてそれきりだ。
モニターを覗けば、どん!と何かがどアップで映し出されて顔さえ見せない。


「まったくも〜、飲み過ぎじゃないの?」


こんな時刻に家を訪れてくるのはメンバーくらいだとわかってる。
その中でもクリスマスイブの休みともなれば
各所パーティーをハシゴしてここに流れ着くのはアイツしかいない。

「ああもう、マツジュン!」

エントランスを入った奥の、目立たないソファーの上に、
とびきり目立つヤツが眠りこけている。
プライバシー重視型のマンションだから、さほど心配はないはずだけど、
それでも雅紀は小声で潤に呼びかけた。


「ほら、起きて」

「んだよ、まぁ、おっせーよ」

「はいはい。掴まって。立てる?」

「ひゃははは!くすぐってぇ!」

「大きな声出さないの。ほら行くよ!」


すっかり出来上がっている潤は、思った通り何軒かパーティーをハシゴしてきた様相だ。
プレゼントだか余り物だかわからない雑多な荷物を両腕にかかえ、
頭にはクラッカーのクズらしい、ごていねいに金銀のリボンまでめでたく引っかけていた。

(…よく乗車拒否されなかったよなぁ…)

呆れつつもすぐに「誰か」がタクシーに乗るまで潤を
介抱していただろう事に思い至る。

(潤の友達はいい奴ばかりだからね)


『友達』


チクリと胸に何かが刺さるような感触を振り払うように雅紀は自室の扉を足で開けると、
つっかけた靴もそのままに、部屋へと上がっていった。


すっかり力の抜けきった潤は、暖かくふにやふにゃとやわらかい。
飼ったことはないけれど、ホント猫みたいだよなぁ、と思う。


「まぁ、ダメだって背中はー」

「知ってる知ってるハイ靴脱いでー」

「あのね、まぁー、俺ちゃんと2個前の信号で降りたよ」

「えらいえらい。水飲む?」

「ん、持ってきてー」


徹底的に酔っぱらってしまった潤はひどく陽気で饒舌だ。
そしてどこのネジが緩むのか、末っ子ぶりをいかんなく発揮する。

「信号手前で降りるくらいなら、もう少し自制できればいいのに…」

自分に甘えてくれる様子は、幼い頃の彼そのままだけど、
上背もウェイトも今はあの頃とは違うのだ。
苦労しながら雅紀は、潤の靴を脱がし上着を脱がし、
くつろげる格好にしてベッドに運んだ。


「ひゃはははは!あのね、今日俺ね〜、」


それでも潤が弾けるように笑う心底楽し気な様子に勝てはしない。
あどけない笑顔につられるように雅紀も笑いかけながら毛布をかけてやる。


「はいはい、良かったね、とりあえず寝なって」


けれどどうしたことか、こうしてやれば、
いつもはすぐさま雅紀のベッドを占領して
寝息を立ててしまうはずの潤が、かけてやった毛布を押しのけ
何度も起き上がろうとする。


「なあにー、もー」

「見つけちゃった!あははは、ほらー、あれ?」


見つけた、といって何かを探しているのだろう。
あれ?あれ?と言いながら毛布を何回もまくり直している。


「荷物こっちだよ、って、重て!!」

「ヒャハハー」

「なんなの、まっつん、これー」

「中肉中背!!」


えっ、と、一瞬白くなりかけた頭を慌てて呼び戻すと
雅紀はズシリとした紙袋をあらためて覗き込んでみた。


「…あー…」


くしゃくしゃした紙袋の中身は、飛び散ったクラッカーのリボン、
食べ残しを包んでもらった料理と、おきまりのチキンと、
これまたぐっちゃぐちゃになったケーキの箱と・・・


「中肉中背〜!まぁが好きなヤツ!!」


封を開けていないままの




カンタルピ リゼルヴァ コンティ・ゼッカ 2005



以前番組の収録で、雅紀が気に入ったと言ったワインのフルボトルが入っていた。



「…よく覚えていたね、まっつん」

「だからさ、今日はこれでまあと乾杯しようと思ってさ〜」


言いながらも潤はもう身体が斜めに傾いている。
クスクス笑いながら、雅紀はそんな潤を支え直し、


「ありがとう。でももう明日にしよ?」

「嫌だ、いーま!今開けよう!」

「マツジュン?明日もあるでしょ」

「嫌だ!」

「…まっつん?」


どうしたんだろう。いつもはきちんと仕事もスケジュールも
わきまえているはずの潤が、酔っているとはいえこんなに駄々をこねるのも珍しい。

ベッドに座る潤の前に跪くようにして雅紀は潤の顔をそっと見上げた。

「…ね、まぁ、」

「…うん?」


潤の腕が自然と雅紀の首に回ってくる。
そのまま耳元に降りてくる潤の白い横顔。


「俺って、中肉中背?」

「松潤が?ひゃははは、何言ってんのー」


半ばおどけながら、もたれ掛かる重みを受けとめて


「くっそ、やっぱダメかぁ…」

「え〜?」


首もとにかかる熱い息に、こちらまで酔ってしまいそうになる。


「なぁ、雅紀、俺…」




ぐるぐると巻き込まれて、一緒に酔ってしまいたくなる。




このやわらかな肢体を押し倒して白く吸い付くような肌を唇でいつくしみ、
持て余した熱はどうしたら伝えられるのかその術を知ぬまま
ただ狂おしいほど、狂うほど君が悦ぶように、君のすべてに触れて




「ダメだよ」




瞬間よぎった思考を自ら冷たく切り捨て雅紀は言葉を放つ。


「ちゃんと眠ろう?ね?」

「…まぁ、…」


まだ納得のいかない子供を寝かしつけるようにそっと毛布をかけてやって、
その上からポンポン、とリズムをつけて潤を眠りへと誘う。
そうして雅紀は独り言のようにポツリと言った。


「俺はね、マツジュンが笑っていればそれでいーの」

「・・・・」


無邪気な子供のように笑い転げられる、そんな場所でありたい、

強気で頑固で繊細でそしてひどく危うい彼の
心から安心できる、そんな場所でありたいから


(この関係を今、壊してしまいたくはないんだ)


ひととき、潤は雅紀の目をまっすぐ見つめ返し、
そしてゆっくりまぶたを伏せた。


「・・・それじゃ寝れない・・」

「ふふ、しつこいなー、まっつん」

「嫌だって・・その、呼び方は」



そしてもう一度目を開けて、視線を雅紀と絡ませる。

ああどうしてコイツはこうなんだ。わかってる、わかってるけど。
ガシガシと頭を掻きながら、参った、というように雅紀が答えた。


「…もう〜、わかったよ…」



その琥珀色に映る自分を捉えながら視線を逸らさず



「・・潤」

「・・・ん」



ふたたび閉じた長いまつ毛にゆっくりと顔を近づけて


「・・・おやすみ・・」



そっと、触れるだけのキスをした。


「おやすみ、雅紀」


今度こそ、満足そうな微笑みを浮かべて潤は眠りに落ちていった。




酔っぱらいの戯れでいい。
いつでも変わらずそばにいられる存在でありたい。
そうすることで、潤が安心する場所になれるなら。

嫉妬だとか、切なさだとか、そんなことで潤を煩わせるくらいなら


こんな気持ちを、抱かせるくらいなら



(恋心なんていらないよ)


安らかに寝息を立てている潤の寝顔を、
頬杖をついてしばらく見つめて、
そうしてそのクセ毛をやさしくかき上げ撫でてやる。



(これだけで今はとてもあったかくなるから、さ)


ふふ、と笑って立ち上がり
さて、酔っぱらいが散らかした「クリスマスイブの残骸」を片付けようか。

(中肉中背は、先に買っておいたんだろーね)


潤の優しさが、心地よく胸をくすぐる。

それにしてもどれだけ荷物を持ってきたのやら。
リビングに点々と散らばる物を見遣って肩を落とした。
固くなったチキンやらオードブルやら、オモチャやら、
食べ物と、プレゼントらしきものとを区別して片付けていく。


「でもケーキまで、フツウ持ってくるかな〜」


どこまでパーティーが好きなんだよ、とさすがにため息をつきながら
冷蔵庫にいれようと、グチャグチャの紙箱を開けて取り出すと

小さな丸いケーキは、クリスマスによく見るイチゴの乗ったヤツだけど


「・・え・・」


サンタの脇のチョコレートプレートには

「Merry Christmas」の文字ではなくて




「何これ・・」



『  HAPPY BIRTHDAY  』




驚いて、寝室の方を振り返れば
肝心の持ち込み主は、今度こそ高らかにいびきまでかいていて


(何だよ・・これ〜〜…)


ひとり、へなへなと崩れ落ち、リビングで涙をにじませる雅紀だった。


「バッカみてぇ、俺、あ〜〜〜も〜〜〜!」


潤っ!と飛びつくように毛布の上から抱きしめれば、
むにゃむにゃと聞き取れない寝言を言うだけで、
また眠りの中に吸い込まれてしまう潤。


「夢の中でパーティーしてんの?ふふふっ」


じゃ、俺も一緒に、
とは言わなかったけれど、雅紀も潤をそっと抱きしめたまま、まぶたを閉じた。

男2人が眠るには、やっぱこのベッドは狭いかな〜、とか思いつつ
狭く感じるのは、抱え切れないこのぬくもりのせいだと思う。




カミサマ、
この幸せな夜をありがとう。
この温もりをありがとう。

たとえ目覚めた朝に、照れ屋の君に蹴り飛ばされようとも、ね。




深い眠りの中、
形にならなかった言葉はきっと同じ意味を持っている。


そう。






『恋にも負けない祝福を、君に』

1224a.jpg


       ありがとねv








------------------------------------------------------------------

読んでいただきありがとうございました。
潤くんが思いっきり甘えたさんに
なっていてすみません;;あわわ。
酔っぱらってるってーことでここはひとつ(陳謝
※宿題くんなりきりトーク「酔っぱらいが言う最後の晩餐に食べたいものは」
の回の潤くんの笑い上戸っぶりでもうすべてひっくり返りましたv

Merry go round and roundは造語です。
Merry と Merry-go-round と round and roundを
一緒にしたそんな感じでなんとなく☆




相葉ちゃん、HAPPY BIRTHDAY & HAPPY NEW YEAR!



さて、年賀状をこれから作ります ^^;

                                                              はる。



拍手[11回]

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あけましておめでとうございます!
まさかの新年のご挨拶…
今年もがんばります!
SN語ります!←
はるさんの文章好きです!!
なんかすごい不思議な感じがあって…
かっこいいです!
酔っ払いMさん…いいですな!
AMってかわいいんですよね!!両方!
AくんよりMさんが大好きだといいですな!
誕生日おめでとうAくん!
そして、今年もよろしくお願いします!!
みずあめ 2011/01/01(Sat)00:43:34 編集
おめでとうございます〜v
みずあめさん、新年最初のコメント、ありがとうございます!
はい、今年もぜひ語ってください〜v
AMは可愛いです。なんかくすぐったい感じ?(笑)
文章はとてもめちゃめちゃだと思うのですが、
そう言ってもらえると救われます。
あー、需要のないAMだけど書いちゃった〜、
なーんて、ちょっと後ろ向きだったので、
とっても嬉しいです!
いつもありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたしますv ^^*
はる 2011/01/01(Sat)02:16:13 編集
今年もヨロシク
新年早々、素敵なお話をありがとう。
すごく優しい気持ちになりました。
上手いね、はるさん。
文章もはるさんの撮る写真と同じだね。
惹きつけられました。

潤くんさ、いっぱい飲んできたんだろーねー
雅紀んち行く前に
なんだかんだで臆病だから


シズム 2011/01/01(Sat)12:08:27 編集
こちらこそよろしくですv
シズムさん、ありがとう。
あけましておめでとう!
ももも、シズムさんに読んでもらうのは
超絶恥ずかしいんですが(^^;)
写真と一緒かぁ〜、ふふ、嬉しいです!
そうそう!なんだかんだで臆病でv
そんなところまで汲み取ってもらえて嬉しいですv

「好き」ってすごく簡単に入ってくるけど、認めるのに勇気がいるよね。
認めて維持して。。なんて意識していくものじゃないのに、悩んじゃいそうな2人がいいな、と思ってます。

なんて相変わらず何言ってんだかなはるアタマですが、
こちらこそどうぞよろしくお願いしま〜す。

はる 2011/01/02(Sun)00:02:52 編集
感動した~
しーちゃんのところから飛んできたよ。前々からチラッと覗いてたけど、翔ニノばかりかと思って、久しぶりに来て見たら・・・ぶっとびー!!
しかも、すごくいじらしくて可愛くて、嬉しさのあまり涙が出てきた。
お酒の力を借りて、精一杯の意思表示してる潤君と、ちょっと鈍感で弟みたいなお兄ちゃん雅紀。
潤君が心許せる可愛い人。
もーっ、なんなのー!!!かわいすぐるーぅ。がるるるー。萌えるー。ありがと。
これからもどんどん書いてぇー。
らら 2011/01/07(Fri)20:23:07 編集
いらっしゃいませ〜
ららちゃん、いらっしゃいましゃき〜〜vv

わーわーわーっ大丈夫だった?
潤くんの話で、ららちゃんにOK貰えたら
こちらこそ感動だよ〜〜!
ああ良かった〜。そうそう、潤くんは一生懸命でいじらしくて〜vv
まちゃきも一生懸命だけど、ちょっとズレちゃうおにいちゃん(笑)
伝わって良かった〜〜vこちらこそ涙ですっ。
「潤君が心許せる可愛い人」
にょ〜〜んにょ〜〜ん!
ららちゃんのフレーズに萌えですv
読んでくれてありがとうごじゃいました〜!
はる 2011/01/08(Sat)21:48:57 編集
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